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月別アーカイブ: 2018年8月

平成の大工棟梁検定が開催されます

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では棟梁と呼ばれる大工職人を束ね、家造りに携わる他の職人を指揮する総責任者が、今では少なくなってきています。家のことは棟梁に聞けば全てが解るのですが、今の家作りは、設計士や現場監督が取り仕切っています。しかしながら、木造に関しては全てを理解しているとは言い難い人もいることは事実なのです。伝統的な日本の家造りを理解して初めて木造を語れるのです。
そんな大工の棟梁を育てることが大切です。そのためにも、平成の大工棟梁検定が実施されます。大工として頑張っている職人さんが、将来棟梁となるための意識を高めるためにも、この大工棟梁検定に挑戦してもらいたいと思います。今年は、全国各地16会場で開催され、第1回目が9月8日に近畿職業能力開発大学校で開催されます。詳しくは、最寄りの古民家再生協会にお尋ねください。
または、平成の大工棟梁検定推進企業なので福田工務店でも大丈夫ですよ。
#古民家、#古民家再生協会、#大工、#職人、#棟梁、#育成、福田工務店

古民家フォト甲子園最終日

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いよいよ夏休みも終わりですね。酷暑続きで小学校ではプール使用が禁止された所もあるようでした。子供たちも家の中で遊ぶしかない状況に困惑していたのではないかと思います。
そこで、最後の挑戦をしてみませんか。
古民家を題材にした写生・写真コンテスト「第7回古民家フォト甲子園」が最終日を迎えました。携帯でパチリ❗

これこそが匠な技

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大工職人でなければ出来ない技があります。それは「光つけ」。
古民家では礎石の上に柱が建てられるのですが、礎石は、丸かったり凸凹だったり様々な石なのでその石の形に合わせて柱を加工します。また、丸桁に柱を組み合わせるときにも「光つけ」という加工方法で組んでいきます。とても繊細な作業となります。これこそが「匠」と言えます。
#古民家、#礎石、#丸桁、#光つけ、#大工職人、#技、#匠、#福田工務店

差し敷居と上り框と式台

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古民家の玄関を入ると、式台があり差し敷居や上り框があって、そこから室内へ上がっていきます。古民家では、その長い間住んでいる人がいろいろな改修を施しています。差し敷居には建具が建てられているのですが、この古民家では差し敷居を再活用して上り框として利用していました。今回の改修で板張りを張り替えるため、物入れはそのままに框の改修や框に取り付けてある式台の取り替えも行います。ちょっぴり大変な施工です。
#古民家、#上り框、#差し敷居、#式台、#大工職人、#福田工務店

古民家フォト甲子園の締め切りが

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小学生・中学生・高校生の子供たちを対象とした「第7回古民家フォト甲子園」の投稿締め切りが今月31日です。まだ間に合いますので、ご父兄、ご祖母、また、知り合いのお子さまにお伝えください。ご参加をよろしくお願い致します。
#古民家、#古民家フォト甲子園、#写真コンテスト、#小中高校生、#福田工務店

24時間テレビチャリティー募金

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一社)古民家再生協会長崎は、「炭素の森プロジェクト」を推進しています。その一つとして24時間テレビチャリティー募金活動をしています。今年も皆様からの善意を届けに会場に行って来ました。
#古民家、#古民家再生協会長崎、#炭素の森プロジェクト、#24時間テレビ、#チャリティー募金、#福田工務店

炭素の森プロジェクト

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私が所属する「一般社団法人古民家再生協会長崎」は、24時間テレビチャリティー募金活動に参加するため、「炭素の森」プロジェクトを一年を通して活動をしています。明日は、直接募金を届けに会場に行ってきます。
#古民家再生協会、#炭素の森、#24時間テレビ、#チャリティー募金、#未来の子供たちのために、#福田工務店

手造りの木製建具

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木建具。今では殆んどの住まいには既製品が使われています。既製品なので使われている建具や金物も各メーカーで違いがあり、10年も経つと不具合が生じた場合に取り替える事が困難なことが多くあります。また、削ったりすることが出来ないため、建て付け直しが容易でありません。そのため100年維持できることは不可能です。
同じお金を掛けるなら新建材の既製品でなく、手作りの木製建具を薦めます。修理や修復が可能なので、住まいと同じようにいつまでも維持していくことができるのです。人も家も同じように年月を重ねることで、奥深く味あるモノになっていくのです。

古民家の水事情

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40年ほど前まで、地方では水道設備が無いところが多くありました。山からの出水を家まで配管して使っていたり、その場合は蛇口からは一日中出しっぱなしで使っていました。、井戸がある場合は、手押しポンプで井戸水をを汲み上げて使っていました。井戸には、雨水が入らないように屋根が掛けられていました。アニメの「となりのトトロ」でも井戸水を汲み上げる場面が出てきますよ。
また、古民家では台所の土間にある場合もあります。
#古民家、#出水、#井戸、#手押しポンプ、#となりのトトロ、#福田工務店

大工職人にとって大切なコト「太子講」

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大工職人の神様「聖徳太子」を奉る「太子講」。
先祖より伝えられた「太子講」は、職人にとって大切な行事です。全国各地で執り行われていたものなのですが、近年では、職人と言える大工さんが高齢化してきたためなのか「太子講」をする地域が少なくなってきているのが残念です。大工にとって欠かせない「曲尺」を使っている以上、聖徳太子を奉る当たり前のコトを継承していく大切さがあります。私も一人の大工職人として、そして、棟梁として引き継ぎ継承しています。我が町では、毎年、一月と八月に執り行っていますけど少数ではありますが、少しずつではありますが!若い世代も参加していることが嬉しく頼もしくもあり、しっかりと受け継いでもらえればと思っているところです。
#大工職人、#大工棟梁、#曲尺、#聖徳太子、#奉る、#太子講、福田工務店