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日別アーカイブ: 2018年2月3日

古民家が古民家であるために

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古民家に住まいのお客様から、古民家は古くて基礎が無くて心配なので、新しく建て直したほうが良いよね❗・・・と。
現代の住宅会社だと、当たり前のように、そうですね古い家は心配ですよ。新築にしましょう。と、勧めてきます。
福田工務店では、先ずは古民家がどれ程のモノかをしっかりと分かりやすくお話をします。
本来、古民家は日本の伝統的建築物で千年の歴史の中で培ってきた技術で、日本の環境に適応した住まいです。勿論、地震に対してもその歴史の中で守り継がれてきた建物なのです。
戦後に作られた在来工法の建築基準法は、それまでの伝統的建築物を既存不適格建築物として無視し、あたかも在来工法が最適かのように推し進めてきた為、多くの日本人は、古民家が危ない建物のように勘違いをされるようになったからなのです。しかしながら、国も我々の活動に理解を示して頂き、古民家の素晴らしさを改めて分かっていただくことで、いろいろな施策をしていただけるようになってきました。
地震に対しても、古民家が古民家であるための耐震診断方法や耐震改修方法に、補助金を出して頂ける行政も、少しずつではありますが増えてきました。全国何処でも補助金を出して頂けるよう、もっともっと働きかけをしていかなければと思います。