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日別アーカイブ: 2018年1月18日

木材のAD材とKD材とは

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最近の住宅で使われている木材は、その多くがKD材(強制乾燥材)が使われています。強制乾燥材は、高温で燻製された木材と思っていただければ良いでしょう。乾燥させられた時点で木材の強度は成長が止まります。その後急速に強度が低下していくのですが、強制乾燥しているため、木材の性質でもある収縮が無くなります。その為、木材表面のひび割れもしなくなります。施工業者にとってはとてもありがたい木材なのです。ところが、木材の寿命は短命で木材の粘りが無くなっているため、良いことはありません。
それに反して、古民家でも使われ、昔から使われている自然乾燥材のことをAD材と言います。自然乾燥材は、伐採されてから100年~150年かけて木材の強度が増していきます。その後、800年~1000年かけて強度が低下していくのです。勿論、自然乾燥材は表面のひび割れもするでしょう。全く問題ありません。古民家が現代まで存続できている理由の一つでもあるのです。
強制乾燥材で新築するよりも、今、解体されている木材を使って建てるほうが、長く住むことが出来ると言っても過言ではありません。福田工務店では、自然乾燥材を使い大工職人による墨付け加工で家造りををします。安心してお任せください。
写真の左の木材は強制乾燥材(死材)です。右の木材は自然乾燥材(生材)です。一世一代の住まいは、生きた木材を使って建てたいですね。