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大工職人の育成が求められています

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福田工務店では、和風の家造りを基本として取り組んでいるのですが、巷の住宅は洋風の家ばかりで大工職人の技術が発揮できる仕事がほとんどありません。プレカット工場で加工された構造材を上棟日に初めて見て、図面を見ながら組み立てます。内外装は新建材で全てを作り仕上げていくので、職人要らずの作業で仕上がるのです。その為、職人の技術は然程必要ない家作りなので、本来の大工職人が少なくなってきているのです。
日本の伝統的な家造りをするためには、職人が必要不可欠です。自らの手で墨付けをし、自らの手で加工が出来る大工職人が少なく、今、育成をしなければ絶滅危惧種となってしまいます。古民家を守り、日本の伝統的な家造りを引き継ぎ伝えるために、大工育成の為の、棟梁を育て上げなければならないのです。
その一つとして、今年度13ヶ所最後となる「平成の大工棟梁検定」が滋賀県で開催されました。そこに私も検定主任として参加してきました。
大工職人を育てるために先ずは棟梁の育成も大切なのです。