三角乗り

昔の思い出「自転車」。５０年以上も前の頃のお話です。戦後立ち直るために一人一人が一生懸命に頑張っていた時代、今と違って物が溢れていない質素な生活の中に、互いに助け合う心と心の絆がしっかりと繋がっていたも言えます。農家では田植えの時期や稲刈りの時期には、結いの精神で助け合い生活のなかでも、互いにお裾分けをし合う時代でした。子供たちも、近所の年齢関係なく互いに教え・助け合いながら遊んでいました。遊びの中にも、時には大人の自転車を借りて練習をしたりしていました。もちろん、大きいのでまともに乗ることが出来ないため、フレームの横から片足を伸ばした「三角乗り」で乗っていたのです。高学年の幼馴染みが教えていました。三角乗りは、結構技術がいる乗り方です。子供用自転車などなかった時代の懐かしいヒトコマです。
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